かかり木
かかり木とは、伐採した木が倒れずに、隣の木など障害物に引っ掛ってしまう事です。
ここでは、障害物を隣木に限定して説明します。
かかり木が起きた場合、してはいけない処理方法。
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かかり木を外す方法
下記いずれの場合も、傾斜地でかかり木を外した後、下方にずり落ちる可能性がある場合は、
ロープ等で固定してから作業して下さい。
図 1 図 2
小中径木の場合
図1の番号1:木廻し(がんた,フェリングレバー)で移動、回転させて外す。
図1の番号2:棒等で元口の方を梃子を利用して動かして外す。
図2の番号A:ロープの片方を立ち木に固定し、2〜3回ほどかかり木の幹を廻し、ロープの反対側の引いても外せる場合が有ります。
各地の林業組合、林業試験場等で独自の道具や作業方法を開発している様なので、近くの林業組合等に問い合わせてみると良いでしょう。
中大径木の場合
図 2の番号B:牽引具を使用して回転させる。
幹にピンを打ち、そのピンにロープ又は、ベルト等固定し、幹に数回巻きつけてから、そのロープの端を牽引具で引くとロープにより幹が回転しながら引かれる事になり、かかり木が外れます。この時、牽引具との中間に滑車を入れ、引く方向を安全な場所で引けるように調節する事が大事です。
実際のかかり木処理
写真 1 写真 2
写真1の様にかかり木となりました。
写真1の矢印の様に回転させると外れる(予定です。)。
図では見にくいですが、反対に回転させると、更に木の上に掛ってしまいます。写真2の様にリフティングフック(木に付いているオレンジ色の物・下にあるオレンジ色の物は斧です。)に紐を結び、その紐に、梃子となりそうな木を通し、棒を黒矢印(向こう側に。上では有りません。)の様に廻すと、写真1の矢印の様に回転させることが出来ます。
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